北海道・十勝の「賃貸物件の寒さ対策」
【北海道・十勝】賃貸物件の寒さ対策
十勝は北海道に位置し、山々に囲まれた盆地であるため、夏と冬の寒暖差が非常に激しくなります。日本一寒いといわれる十勝・陸別町では真冬にマイナス30度以下になることもあります。
北海道・十勝地区は「十勝晴れ」という言葉があるように、北海道内としては比較的雪が少なく、晴れた過ごしやすい日が多いです。その影響もあり、太陽に暖められた地面などの熱が大気中から逃げやすく、厳しい寒さが続くといいます。
十勝・帯広では寒冷地用に設計された物件が多くありますが、物価高騰が続く中、少しでも冬の暖房費は節約したいですよね！
かといって、賃貸物件だから大規模な工事などはできないし、逆にお金がかかってしまう・・・という方も多いはず。
今回は、賃貸物件で簡単にできる「寒さ対策」をご紹介します。
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【賃貸物件の床】の寒さ対策
カーペット
カーペットを床に敷くことで、断熱効果や保温効果が期待できます。特にウールなどの天然素材は空気を含むので、熱を通しにくくなります。カーペットは手触りがやわらかく、肌触りも良いです。しかし、カーペットは汚れやカビ・ダニが発生しやすいので、定期的な掃除や洗濯が必要です。手頃な価格で寒さ対策をしながら、インテリアコーディネートを楽しみましょう。
ホットカーペット
ホットカーペットは電気を使って床を温めることができる敷物です。カーペットよりも温度を高くすることができるので、寒さ対策として効果的です。しかし、ホットカーペットは電気代がかかるので、ランニングコストがかかることがデメリットです。2畳サイズの一般的なもので1時間10円ほどかかります。
十勝・帯広のお家では、床冷えが深刻な問題となりますが、賃貸では床暖房付きの物件がなかなか見つかりません。そのため、ホットカーペットは賃貸物件に住む方にオススメの防寒対策です。
コルクマット（防音マット）
コルクマットは天然素材コルクでできた敷物です。コルクは空気を多く含んでいるので、断熱性や保温性に優れています。コルクマットは軽くて丈夫で耐水性にも優れているので、水拭きや丸洗いができます。コルクマットは電気を使わないので、ランニングコストはかかりません。また、防音・防振の効果もあるため、賃貸物件で心配な騒音対策と寒さ対策が一緒にできるためオススメの方法です。
カーペットの下にアルミシートを敷く
アルミシートは、アルミホイルを大きくしたようなシートで、発泡ポリエチレンなどの断熱素材が入っています。アルミシートを床や窓に敷くことで、床面や窓からの冷気を伝わりにくくします。アルミシートは保温力が高く、毛布の5〜6倍とも言われています。アルミシートを敷くときは、防ダニ加工が施されているものや片面が毛布素材のものもおすすめです。
こたつ
こたつは足元を中心に下半身をダイレクト暖めるので、部屋の温度が低くても体温が上がりやすく、快適に過ごすことができます。こたつの特長的な点は保温性が高いことです。十分に温まった時にこまめに電源を切ることで、暖かいまま電気代を抑えることができます。デメリットは快適ゆえに動きたくなくなってしまうことです。こたつの入り過ぎによる脱水症状や低温やけどに気を付けましょう。体の末端を簡単に暖められるため、冷え性の方にもオススメです。
【賃貸物件の壁・扉】の寒さ対策
隙間テープ
隙間テープは、壁や扉の隙間から入り込む冷気を遮断するために使われます。粘着保護シートをはがして隙間に貼るだけで簡単に取り付けられます。隙間テープには、防音や防虫などの効果もある商品があるので、ライフスタイルに合わせてご活用ください。簡単に施工でき、賃貸物件にオススメの防寒対策ですが、粘着部分が壁や扉に残ってしまったり、壁紙が剝がれてしまうことに注意が必要です。
断熱シート
断熱シートは、壁や窓に貼ることで熱の伝わりを防ぐシートです。断熱シートを使うと、冷暖房の効率が上がり、節電や結露防止にも役立ちます。他の方法よりも施工が大変ですが効果は大きくなります。施工の際は原状回復の義務があることを忘れず、心配な場合は管理会社や大家さんへの相談もご検討ください。
【賃貸物件の窓】の寒さ対策
断熱カーテン
断熱カーテンは、カーテン生地の裏側に特殊なコーティングや加工を施したカーテンで、室内外の熱の出入りを遮断する効果があります。断熱カーテンは夏にも冬にも使えるので、オールシーズン快適に省エネ効果を得ることができます。断熱カーテンを選ぶときは、厚手の生地や裏地付きのものがおすすめです。また、窓より少し大きめのカーテンを選び、隙間からの漏気に注意しましょう。交換するだけで簡単に寒さ対策ができるため、賃貸物件にオススメの方法です。
プチプチ
プチプチは、梱包材としてよく使われる気泡緩衝材です。プチプチを窓に貼ると、気泡が空気層を作り、室内の暖かい空気が窓から外に逃げるのを抑える効果があります。プチプチは安価で手軽に貼れますが、見た目があまりよくないという欠点もあります。賃貸物件にお住まいの方で、できるだけ安くすませたいという方にオススメの方法です。
【その他】の寒さ対策
暖房設備のメンテナンス
暖房器具は定期的に点検や清掃を行うことで、故障や事故を防ぐことはもちろん、暖房効率を上げることができます。メンテナンスの方法や頻度は機種や使用状況によって異なりますので、取扱説明書やメーカーのサイトを参考にしてください。自信がない場合は専門業者や管理会社に相談しましょう。
防寒衣服やスリッパ
体温を保つためには、防寒衣服やスリッパなどの暖かい着用品が欠かせません。特に足元は冷えやすい部分なので、ふわふわやボアなどの素材のスリッパを履くと良いでしょう。また、重ね着やインナーも効果的です。
加湿器
部屋の中の湿度を上げるということも、一つの方法です。部屋の湿度を上げることで、相対的に体感温度を上げることができます。また、湿度が下がると喉の粘膜の防御機能が低下し、インフルエンザなどの感染症にかかりやすくなります。加湿器を使用して湿度を一定に保つことで、体感温度と免疫力向上の二つの効果を受けられます。
サーキュレーターやシーリングファン
サーキュレーターやシーリングファンを活用して空気の循環を促すことで、室内の温度差を解消したり、暖房効果を高めることができます。暖かい空気は上へ、冷たい空気は下へと流れていくため、空気をかき混ぜることで足元冷えの予防に効果的です。特にサーキュレーターには首振り機能やタイマー機能など便利な機能が付いているものもあり、安心して利用できます。
北海道・十勝の冬を快適に過ごそう
今回紹介した寒さ対策は、賃貸物件においても比較的簡単に実施できるものです。
エネルギー効率の向上に貢献する対策を取ることで、暖房費を節約し、環境にも優しい選択となります。
みなさんのくらしの参考になれば幸いです。
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十勝に移住される際には、ぜひご参考くださいませ。